リフォームで満室、人気物件特集
 人が寄ってくる建物にはどういうものがあるだろうか。ペットを飼える物件が少ない点をついてペット可にしたり、古い建物をリフォームして新しくすることで入居率を改善したりと、工夫は様々だ。こうした事例を各不動産業者に取材した。入居者のニーズをふまえた物件づくりを心がけたい。

「DK」から「LDK」へ壁を崩したリフォームが大当たり
築32年物件の華麗なる変身
 築32年RC造4階建てにもかかわらず「亀太川ビル」(東京都中野区)は満室状態を維持している。その一番の理由は、内装をリフォームし、外壁を塗り替えて完全リニューアルして新築同様にしているからだ。
 間取りはもともと2DKだったが、7帖のリビングと6帖のダイニングの間の壁を取り除き、ゆとりのある1LDKにした。
 窓が東側に付いているので採光も良く、風通しも良い。
 改築総工費は、一部屋約300万円。それだけでも、空室が続くのを防ぐことができるなら安いものだ。とこの物件のオーナーはいい、賃料も上げなかったという。
 12世帯あるこのマンションは、30代の新婚が多く、2人で内外を見て納得し入居を決めるケースがほとんど。奥さん方には、ガス衣類乾燥機が特に好評だという。

LDKになった「うなぎの寝床」
 築27年の木造2階建てアパートにもかかわらず、「ハイツ岩井田」(東京都世田谷区)は内装を完全にリフォームしたため、入居者が即決し満室になった。
 その一番の理由は、間取りであった。以前の部屋の間取りは、玄関を入るとすぐキッチンになっている2Kで、いわゆる“うなぎの寝床”であったのだ。
 畳焼けもしていて、ふすまも汚れていたので、思い切って総リフォームにふみ切った。キッチンと部屋の間仕切りを取り除き、10帖のLDKにした。
 床も畳だった部分は全てフローリングにし、室内洗濯機置場を設置し、風呂も追い炊き式として、ファミリー向けの1LDKにした。
 間取りも使いやすく、南向きなので日当たりもいい。たとえ空室が 出たとしても、2〜3週間で次の入居者が決まるほどの人気物件だ。
 もともと築27年の木造アパートということと、間取りが悪かったため、3ヶ月〜半年ぐらい入居者が決まらず、空室状態が続くのを打破したかったので、賃料を3000〜5000円下げてみたが、それでも空室は埋まらなかった。しかし、リフォーム後の今では、当時の賃料よりも3000〜4000円上げても入居者は絶えず、常に満室だという。
 「ゆとりのある空間で、くつろいでいただきたかったので、オーナーさんと相談して、思い切って1LDKにしました。賃料は上がり、空室を改善できたので良かったですね」

2部屋をつぶした広い1LDKに1週間半で15人の内見者が
DINKSや単身者狙う
 賃料を2万5000円アップさせたのが「アバンダント釣鐘」だ。
 管理していたサン・ステップ(東京都新宿区)からの依頼を受けてこの物件のリフォームにあたったオー・エム・コーポレション(大阪市)の春原尚幸取締役はリフォームコンセプトを次のように語る。
 「間取りを3LDKから1LDKにしたのは、メインターゲットをDINKSや30代の単身世帯としたからです。これらのユーザーに広いLDK、広い部屋を提供することを考えました」
 そこで、全面的に間取りを変更した。LDK9畳の和室の大部分を21畳の1LDKとし、7畳の和室の残りと4.5畳の和室、押入を6畳の洋室とした。洋室は南側と東側でLDKに面していたが、南側の壁の一部にはポリカーボネートの一種を厚さ10ミリで入れて、LDKのベランダから光が洋室に届くようになっている。LDKの床はテラコッタ調で、壁・天井・洋室は白を基調としている。
 同様のリフォームをもう一室で行って、かかった費用は合計370万円。現在、水回りも改装することになり募集している段階だが、内見者は1週間半ですでに15人となっている。
 「完成前ですが、かなり好評です。賃料はリフォーム前よりも2万5000円アップしていますが、この設定でも入居者は得られるでしょう。」
 デザインに富んだ物件は当たり前になりつつある。今後はデザインの質の高さが問われることになるだろう。
(全国賃貸住宅新聞2002.11.18・2003.3.17より抜粋)


 最近のお客様の傾向として、ゆとりのあるお部屋をお探しの方が多くみられます。また上記に記載しているような大幅リフォームによって、短期間で満室になった実例もございます。今後、高入居率を図るためにはお客様のニーズにあった物件を提供していくことが大事になってきます。今回は間取りについて取りあげましたが今後、また別の効果的なリフォームをご紹介していきたいと思います。


貸したいお部屋をお持ちの大家さんは
お電話またはメールでご連絡下さい。

株式会社ココ・トーシン
TEL.043-274-1848
mailto:coco@toshin.gr.jp


[戻る]